竹林専用の防カビ防虫剤
ファインBB-Mは、有効成分として低毒性の有機ヨード系防カビ剤と長年さまざまな分野の害虫に対して使用され、その高い効果と安全性が評価されている有機リン系防虫剤を配合した竹林用防カビ防虫剤です。竹林を汚染する糸状菌（カビ）、キクイムシ類、ゾウムシ類、カミキリムシ類などの穿孔性害虫に対して効果を発揮します。製品の特徴としては、溶剤タイプであり、水希釈時においては、乳化分散し取り扱いやすい製剤です。
●使用方法
・適用樹種
モウソウチク、マダケ、ハチク、メダケ、クロチク、ホテイチク、タイミンチク、ヤタケなど
・希釈倍率
１０～２０倍 （原液１に対して水９～１９）
・使用方法
水で薄めると乳白色の希釈液が出来上がります。
浸漬槽で処理される場合は、１０～１５倍で使用し、液量が減りましたら補充するようにして下さい。浸漬槽は使用前に良くかき混ぜてから使用して下さい。
●その他
・浸漬槽で処理される場合は少なくとも５～１０分間浸漬するようにし、６～７月の雨季の処理は使用濃度を少し高めて、２～３回繰り返し処理するとより効果的です。
・アルカリ性の薬剤との混用は本剤が分解してしまうため避けて下さい。
・他社薬剤との混用については、相溶性が悪い場合や薬剤効果が低下する場合があります。
・推奨使用濃度につきましては、気象条件等により期待通りの効果を発揮できない場合があります。
●取扱い上の注意
・取扱いの際には、必ず保護具を着用して下さい。
・作業は出来るだけ風通しのよい場所を選び、散布時は風上で作業して下さい。
・薬剤の保管は直射日光を避け、屋内の冷暗所に密栓して保管して下さい。
・可燃性の製品なので火気に近づけないようにして下さい。
・原液及び、処理液を河川、湖、沼、池、海などに流さないで下さい。
・誤って処理液が目に入った場合は、直ちに水道水などの水で薬剤をよく洗い落とし、 医師の手当を受けて下さい。
・作業中頭痛、めまい、吐き気がする場合は速やかに作業を中止し、医師の手当を 受けて下さい。
本剤（有機リン系薬剤）の解毒剤として硫酸アトロピンまたはパムが有効です。